順天堂精神医学研究所 Top > 所長からのご挨拶

創立以来の理想を貫き、精神医学の発展に寄与する

所長 井上 令一

順天堂精神医学研究所は、当時順天堂大学医学部精神医学教授、医学部長であった懸田克躬の努力によって、昭和42年7月24日に創立されました。
設立にあったて、「設立趣意書」には、次のように書かれていました。

「この研究所は精神医学の発展を企画する活発な研究につとめ、さらには病院は現代精神医学の知識を十分に駆使し治療する病院であるとともに、今後あるべき精神病院が地域社会と密接に結びつき、その地域の子供から老人にいたる方々の精神衛生にも積極的に奉仕し、また地域の医師の方々の精神医学上の相談所にもなりうるものたるべきことを認識し、その使命を果たすものにしたいと思っております」。

順天堂精神医学研究所順天堂越谷病院は、昭和43年に当研究所の附属病院として開院し、平成元年に順天堂大学医学部附属病院として移管されましたが、この理念は創立以来一貫して、当研究所に引き継がれ、研究・教育を続けてきました。現在、当研究所では、その事業として「精神障害の本態と成因、及びその治療と予防に関する研究」や「地域社会に対する知識の普及ならびに啓発」といった事業が進められており、学術集会や一般市民を対象にした公開講座などの開催といった活動を積極的に行っています。